フランス競馬のレース&有名騎手情報TOP > ダートからオールウェザーへ!?アメリカ競馬
ダートからオールウェザーへ!?アメリカ競馬
アメリカ競馬で認知度の高い有名なダービー&競馬レースというと「
ケンタッキーダービー」「
ブリーダーズカップクラシック」ですが、ここ最近(数年前)フランスの凱旋門賞やイギリスの英国ダービーのような世界的基準を造りだそうとしたためなのか、「
ダート」の競馬場コースから人工的化学繊維を材料に用いた「
オールウェザー」コースへ変換する動きがみられました。
オールウェザーコースはダートに比べて競走馬の
脚にかかる負担が軽減される素材で、馬からしたらもしかすると良好なコースなのかも・・・と思ってしまいますが、こと競馬ファンのアメリカ人からは不評の嵐が吹き荒れたそうです。
なぜかというと、1つの理由として、ダートで敵なしだった最強馬がオールウェザーコースでは力が出せないなど、強い競走馬の中にも
適性が合わない馬がいることが判明したからです。
たとえば、2008年のブリーダーズカップにてメインコースがダートからオールウェザーに変更されたのですが、これまでヨーロッパで主流の芝でしか走ったことのなかった競走馬が優勝してしまう波乱が起きてしまいました。
また、2009年の同カップでも同じような現象が起き、各方面から不平不満が爆発、結果的にメインコースをダートコースに戻すことに決まりました。
そのため、現在ではヨーロッパは「
芝」、アメリカは「
ダート」、そして両国のサブトラックに「
オールウェザー」という競馬コースの位置づけになっています。
(参考文献:凱旋門賞とは何か?/宝島社新書,2013)
★関連記事
フランス凱旋門賞ができるまでの歴史
フランス凱旋門賞のレース距離
凱旋門賞の出走資格と有名なフランス競馬騎手
世界競馬レースは海外馬に不利!?
ダートからオールウェザーへ!?アメリカ競馬(当記事)
【PR広告】
カジノスロットゲーム