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★フランス凱旋門賞ができるまでの歴史


フランス競馬といえば、今や「凱旋門賞」で世界的なレースが行われる世界一の競馬大国とイメージする人も多いかもしれませんが、競馬自体は1700年代のイギリスが発祥の地であって、最初はイギリスから輸入された品種改良馬(サラブレット)を競馬に出走させていたようです。

その後、1833年に現在の「フランスギャロ」にあたる協会が設立、1857年に「ロンシャン競馬場」、1863年に「パリ大賞典」が創設されました。


さて、その「パリ大賞典」は1900年代前半までフランス最大の競馬レースとして君臨していましたが、競馬レース自体が「長距離を疾走するためのスタミナ重視」レースから「スピード重視」レースに変わっていき、さらにアイルランドの「アイリッシュダービー」がこの時代の波にうまく対応したことで、これまで「英国ダービー」の後に「パリ大賞典」が控えている流れから、「英国ダービー」から「アイリッシュダービー」の流れに完全移行したのです。

これはいけないと思ったフランスは、自国にも2400mの競馬レースを創設しようと決定し、このレースこそが、後の「凱旋門賞」になりました。


(参考文献:凱旋門賞とは何か?/宝島社新書,2013)





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